Archive for the ‘お得な情報’ Category

下関とらふぐ

下関とらふぐ

関門海峡の地底から湧き出る無菌の地下海水で育て上げたトラフグです。地底に通る関門トンネルから自然濾過された地下海水が1日2,200トン排出されています。私達はこの地下海水を1年間定期的に検査し、優れた地下海水であるとしてフグの養殖に着手致しました。

水温は年間を通して約18℃〜20℃、重金属等も含まず優良な養殖適応水であると判明し、平成18年より東京大学大学院農学部と共同で(株)河久水産養殖研究所を立ち上げました。

関門トンネル下関立坑の側に水産養殖研究施設を建設し(下関市みもすそ川町23-29)、より美味しく、より安全なフグの育成に取り組み、本年度ようやく出荷できるようになりました。

12月に限定個数ですが皆様にお届けしたいと思います。限定50セットですが、ご予約をお受け致しますので何卒宜しくご愛顧の程お願い申し上げます。

販売価格  セット内容

1セット 4人前 26,250円(送料、消費税込み) 刺身 150g (青磁皿33cm)白子100g  トラチリ身 500g  とらふぐ皮 100g

トラフグひれ酒用焼きヒレ 無添加ポン酢

献上とらふくセット②

㈱河久 水産養殖研究所 パンフレット-1

㈱河久 水産養殖研究所 パンフレット-2

少し動きまんねん。

近々の予定でユーストリーム http://www.ustream.tv/ を始める準備をしています。

最近、動画で何かを伝えることの素晴らしさを感じていて、手始めはhttp://fukusashi.comで配信している動画にふくの美味しい食べ方のお料理教室をしようと思います。

美味しいふぐ刺しの食べ方や、ちり鍋の食べ方のコツを披露したいと思います。他にもふぐ料理満載で企画します。

そして、ユーストリームでライブ配信しながら、ツイッターで情報交換をして韓国や中国を中心に美味しさの輪を広げようと考えています。

ひれ酒を片手に放送できれば、ツイッターでフォローして下さいね。

海の王様と森のきのこ

萩の宿 常茂恵(ともえ)の女将さんから、今年の4月の早朝に突然電話があった。

「もしもし、常茂恵です。キノコの入った雑炊を造ってね」突然、前触れも無く唐突な電話だった。

どうしたんですか、「それが夢枕でタモギダケ(薬効が素晴らしいと言われるキノコ)を使った雑炊を造る様にと言われたのよ」

と女将が私に言った。

簡単に言われるけど、製品開発には色々と準備とかリサーチとか必要で、何かと大変なんだけど、、、、

と言う私の話しは聞いてもらえなかった。兎に角「造りましょうね」笑顔、、、、

其れからが大変だった。拘ったのは折角のキノコである。最高の仕上がりで、化学調味料は使用せず、便利な物が良いわね、との注文だった。タモギダケは福岡県北九州市八幡西区で、直方市に近い山間部で飯野さんが造られている。

おそらく西日本ではここでしか製造されてないと思う。

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こんなキノコでソフトボール位の大きさだ。

このタモギダケを天ぷらにして食べたら最高に美味しかった。そしてふぐ雑炊に入れて食べてみたら何と相性が素晴らしい。

早々に試作に取りかかり、レトルト製品に仕上げてみた。化学調味料は一切使用しないでどのように美味しさを引き出すか。

天然の酵母エキスとトラフグ魚醤で味を整え、トラフグの身で旨味を出し、そしてタモギダケで仕上げてみた。

口の中に広がる美味しさは天然の持つ滋味そのものになった。

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タモギダケ入りのトラフグ雑炊、調理米飯を一緒にセットし乾燥たまごと乾燥ネギを入れて、常温の品質保証期間が6ヶ月。

消費税込みの価格が ¥1,260円。

味覚の秋に是非お召し上がり頂きたい。

常茂恵の女将さんにも大喜びして頂いた。とても感謝している。

秋の夜長に、、白玉の

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白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり

若山牧水

フグのひれ酒とマフグの刺身をセットにして1,000円で飲んで頂くメニューを今週からスタートします。唐戸にお立ち寄りの節は是非一献。

若山牧水は昭和の歌人で凄い酒豪だったとで、享年42歳で病死するのだが、酒で肝硬変が原因。

その牧水が8月に死んだのだが、毎日一升の酒を飲んでいて、アルコール漬けになって死んだ。その亡骸は死後一週間を経っても腐敗しなかったらしい。

お酒は二十歳になってから。

ウニの瓶詰め

来月にはいよいよ待ちに待った「ウニ漁」が解禁になる。

全国には沢山のウニ漁場があるけど、下関から萩くらいの間を北浦海岸と言い、この辺りで漁獲される鮮魚や海産物は特別に美味しいと言われている。

理由は海の中も陸上と一緒で、昆布等の藻類は土壌育成と言ってその海域の海中環境のミネラル等の養分を吸収して育つ。

利尻昆布や紀州の梅や、全国至る所でその場所でなければ収穫されない産物がある。

それが土壌育成と言って、特別な旨味を持つ産物ができるのだ。

プランクトン等も微生物等の様々な物を食べて成長し、其の海域の魚やウニや様々な物の食物連鎖の結果が「美味しさ」を誕生させる。

其の海域独特の潮の流れや、複雑な海流、滋養あふれる対馬海流の流れ、中国大陸の黄河などから流れ込んだ栄養分豊富な海水が北浦海岸に流れ込む。中国山脈からも幾つかの河川から栄養分が流れ込み、美味しさたっぷりの環境を生み出している。

面白い話しがある。中国で大洪水が発生すると、其の何ヶ月後に豊北町の角島の海岸に打ち上げられる物の中に中国の木仏を発見する事があるらしい。木製の仏の背中には銀が埋め込まれていて、これは中国特有の木仏だと郷土史家に教わった事がある。

又、台湾でしか生息しない蛇の類いも角島で発見される。まさに海のシルクロードで、滋味の絹の道とでも言えよう。

話しを戻すと、北浦のウニは全国一の美味しさを誇り、板ウニはそのままでも良し、握り鮨でも良し、この時期が最高の美味しさである。

そのウニを瓶詰めにする。瓶詰めに使用するウニは馬糞ウニでアルコールを添加して仕上げる。

これが最高で、だいたい1瓶が80gで詰めてあり、手に入れたら我慢出来なくて直ぐに食べてします。

我慢出来る人はこのアルコールうにを常温で1年間以上の間、冷暗所で寝かす。

台所の隅にそっと貯蔵して、1年以上寝かすと味は更に上品になり、滋味溢れる絶品の瓶詰めうにになる。

色は段々と日が経つに連れて黒みを帯びてくるが、それが又旨そうな輝きを増すのだ。

アルコールうには下関の六連島を発祥とする。大凡150年前に歴史はさかのぼり、明治の開国時にアルコールうにの歴史は始まる。

六連島は外国船の検疫をする場所で、そこにお酒のジンが伝わった。寺の和尚が偶然に塩ウニの中に零れ落ちたジンが入ったのを見た。ウニのタンパク質がアルコールで変成し、そして貯蔵生の高いアルコールうにが誕生した。

と言う訳でこの地域の瓶詰めウニと言えばアルコールうにが主流になる。

いよいよ来月が楽しみだ。

セキフェって何 ?

セキフェって何?

開高 健の「眼ある花々/開口一番」を読んでいると文中に「セキフェ」の一文を発見した。

韓国の料理と言う。

私は思春期を韓国人の一家と暮らした事があって、大概の韓国朝鮮料理は食べた記憶がある。

どぶろくもホルモンも何もかも彼ら朝鮮族の人達と一緒に食べに食べた。ひたすら食べて飲んだ。

飲んでは食べた。友人の名前は鄭良道と言い、20歳の若さで、交通事故で死んだが、その鄭(てい)家と言う韓国人の家族が私を受け入れてくれたお陰で、下関の韓国人社会ではとても気楽に同胞として扱ってもらった。

今での私の事を兄さんと言ってくれる人達がいる。

その私が知らない「セキフェ」本の記述によると。

セキフェとは朝鮮語で「赤ん坊の刺身」と言う意味だそうだ。

豚の子宮を胎児ごとまるまる取り出し包丁でトントンと叩いてタタキにする。

子宮、羊水、胎児、その肉、その骨、全てを叩いて丼鉢に入れて生でツルッと飲み込むそうだ。

そしてこの料理の醍醐味は胎児の目玉だそうで、叩いてもツルッと滑るので目玉はそのまま丼鉢に入れて、そしてツルッと食べると旨いらしい。

味は淡白で少し塩っぱいらしい。そして血臭もなく脂臭もなくとても上品な味と開高健は書いている。

下関で豚の足も頭も内蔵も脳みそも全て食べたと思っていたのに、、、、、、

無念だ、食べてない。

ならば探そうと決心した。

此れを食べたらうつ伏せでは寝れないらしい。試さないといけない。

セキフェに辿り着いたら体験談を記するので暫し待って頂きたい。

うつ伏せで朝まで爆睡したとしたら私の性能が悪いのだろうか。

いやいや、食べるまでは判らんぞっと。

中国への外国航路

昨日は関釜フェリーの事を書いたけど、下関からは中国へのフェリーも出ている。

「ゆーとぴあ」と言う大型フェリーでとても美しい。

週2便就航している。

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詳細は以下の様になっている。

下関発  水曜日12:00出航 木曜日16:00 青島入港

土曜日 12:00出航 木曜日16:00 青島入港

青島発  月曜日 20:00出航 水曜日8:30下関入港 9:30下船

木曜日 20:00出航 水曜日8:30下関入港 9:30下船

『ゆうとぴあ』ご利用のお客様へ

乗船手続きに関して

下関港 下関国際ターミナル2階受付カウンターにて

出航日:水・土 曜日の 10:00-11:00 まで


青島港 青島港ターミナル受付カウンターにて

出航日:月・木 曜日の 15:30-16:00まで

とある。

運賃は燃料サーチャージを入れても往復で¥30,000円だ。

昨年の5月に友人の杉原君が山東省青島に住んでいたので訪問した。

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とても美しい町で下関とは姉妹都市だ。青島大学と下関市立大学は緊密な関係にある。

杉原君は年末に10年間住み慣れた青島から下関に引き上げてきた。彼がいる間にフェリーで行けば良かったと悔やまれる。

まあ良いか、1人で言って山海関にでも行ってみようか。渤海湾から山海関を経て万里の長城は始まる。

山海関の城壁には「天下第一関」と書かれていて、それは私の母校の座右の銘でもある。

釜山プサン

下関からプサンまでは関釜フェリー(かんぷ)が出ていて、釜山から下関までは釜関(ぷかん)フェリーが出ている。

下関を午後7時に出て夜中に釜山に着き早朝下船をする。釜山からは午後8時に出て下関に夜中に着いて早朝下船をする。

格安なので若者やポタリと呼ばれる運び屋のおばさん達はこのフェリーを使っている。

往復割引で¥17,100円。

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これとは別に博多港からビートルと言う高速艇が就航していて釜山まで2時間55分で行ける。

以前何度か利用して釜山、慶州等を旅行した。

考えると日帰り出張も可能で、日に日本から4便、釜山からも4便出ていてとても便利。

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先日、釜山市から観光マップが郵送されてきた。

熱心に観光誘致をしている。円高で凄い旅行ブームだとか。

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通常だと平日の往復割引で2万円、色々調べると格安が色々と出て来る。

博多港を出て対馬の横を通り釜山に着く航路で、釜山港が見えるあたりまで日本の携帯が使用できる。

対馬に携帯無線の中継局があるから、凄く便利だった。流石に釜山では日本の電波は届かないようで使用出来なかったけれど今は国際ローミングサービスで届く。

先日、知り合いに電話して色々と話をした後に先方が「この電話は釜山からですよ」と言われてビックリした。

何れにしても最も近い外国、韓国は今が旬だ。

如月

今日から2月だ。

日本では旧暦2月を如月(きさらぎ、絹更月、衣更月と綴ることもある)と呼び、現在では新暦2月の別名としても用いる。

寒さも一段と増して、着物を更に着るのでこの様に呼ぶと言うのを聞いた事がある。確かに其の様に思う。

早く暖かくならないかなぁ、と思いつつもやはり節分をこさないと行けない。

今日は1日なので氏神様に早朝お参りをした。

境内では節分の用意が出来ていた。

話は変わるけど、一昨年に大腸の手術をしてから体力の回復を目的に散歩をはじめた。

術後の秋から始めたのでもう1年以上は続けている。

最近は整体の先生の指導もあって歩き方を変えてみた。

腰骨に上体が乗っている感じに注意をして、背筋を延ばし腰を中心に歩く様にしている。

腕も軽く持ち上げて、歩調に合わせて左右交互に振ると常に腰が回っている感じで歩いた後に腰がスッキリする。

1月に腰痛で整体の先生に治療してもらった時「あー、骨がだいぶ曲がってるよ」と言われて矯正してらった。

其の時に「何時も歩いているから大丈夫と思っていたのに」と言ったら「歩き方が悪い」と一言いわれた。

それ以来歩き方を大幅に変えてみたら、不思議と良くなった。

朝起きて、腰が痛いなと思ったときも言われた通りの歩き方をすると不思議と痛みが治る。

腰痛がなおると肩のこりも緩和される。

人の言う事には素直に従った方が良い結果がでると感じた。

暖かくなったらもっと歩数を増やそうと思っている。

ふぐカツカレー

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出来上がったフグカツカレー、ご飯の上にふぐフライを乗せている。

価格は500円(税込み)。

何故か今日は沢山のお客さんが「ふぐカレー」と注文してくれた。

唐戸の店に来られるお客さまは背広姿の方が多く、ビジネスで来られて地元の担当者と来られるパターンが多い。

女性が1人で来られると大概は仕事に合わせて来たと言われる。「先にぶっかけ丼食べて、それから仕事に行きます」さすが。

二十歳前後の青年だと大学生で「青春18切符できました」と良く言われる。

いろいろなお客様に出会えて楽しい、年配のおじいさんが来て「わしゃー、ふぐのひれ酒が欲しいのー」。

河豚は人と出会いの場を作ってくれる魚でもある。