セキフェって何 ?
セキフェって何?
開高 健の「眼ある花々/開口一番」を読んでいると文中に「セキフェ」の一文を発見した。
韓国の料理と言う。
私は思春期を韓国人の一家と暮らした事があって、大概の韓国朝鮮料理は食べた記憶がある。
どぶろくもホルモンも何もかも彼ら朝鮮族の人達と一緒に食べに食べた。ひたすら食べて飲んだ。
飲んでは食べた。友人の名前は鄭良道と言い、20歳の若さで、交通事故で死んだが、その鄭(てい)家と言う韓国人の家族が私を受け入れてくれたお陰で、下関の韓国人社会ではとても気楽に同胞として扱ってもらった。
今での私の事を兄さんと言ってくれる人達がいる。
その私が知らない「セキフェ」本の記述によると。
セキフェとは朝鮮語で「赤ん坊の刺身」と言う意味だそうだ。
豚の子宮を胎児ごとまるまる取り出し包丁でトントンと叩いてタタキにする。
子宮、羊水、胎児、その肉、その骨、全てを叩いて丼鉢に入れて生でツルッと飲み込むそうだ。
そしてこの料理の醍醐味は胎児の目玉だそうで、叩いてもツルッと滑るので目玉はそのまま丼鉢に入れて、そしてツルッと食べると旨いらしい。
味は淡白で少し塩っぱいらしい。そして血臭もなく脂臭もなくとても上品な味と開高健は書いている。
下関で豚の足も頭も内蔵も脳みそも全て食べたと思っていたのに、、、、、、
無念だ、食べてない。
ならば探そうと決心した。
此れを食べたらうつ伏せでは寝れないらしい。試さないといけない。
セキフェに辿り着いたら体験談を記するので暫し待って頂きたい。
うつ伏せで朝まで爆睡したとしたら私の性能が悪いのだろうか。
いやいや、食べるまでは判らんぞっと。