ジャスミン茶の香り 12

ジャスミン茶の香り12

もう1人の友人、黄さんの自宅は中山広場から車で20分程度の場所だった。缶詰工場の工場長をしている父親と母親と同居で住んでいる家は4階建てで、其の建物も旧日本領の時の建物だった。一階が商店で二階から上がアパートになっているコンクリートの建物だった。

黄さんの家は4階だった。トイレを借りたら1階にあると言う。行ってみるといわゆるポッチャントイレで臭気が凄かった。

トイレを借りた後から宴会だったので中々気持ちが乗れなかった。凄く親切にしてくれたのだけどビールを飲み続けている内に又トイレがしたくなった。

私が小便をしたいと思っていたら黄さんが狭い台所の隅で小便をしている。部屋が4つ有って1つが台所。2つが寝室、1つが居間。

どの部屋も狭いのにそこでトイレをしている。側で黄さんの奥さんのお兄さんが料理をしていた。黄さんの義兄は料理人で私が来たので料理を作りに来ていた。中国人は床にしゃがんで料理をする。其の時はしゃがんで刺身を作っていた。そして黄さんも側で小便をしていた。

私の歓迎会はこうして始まった。しかし、この文化の違いには驚愕した。

そして其の後に折角だからと言って生温いヒラメの刺身と特別にと犬の肉料理を作ってくれた。

しだいにお酒はビールから白酒(パイチュウ)になり、遼寧省のなんちゃらと言う有名な酒だから飲め飲めと勧められて飲んだ。いまは大丈夫だけど当時はとても臭かった感じがした。大歓迎で迎えられて嬉しかったけど、トイレ、手作りの刺身に犬料理、パイチュウの繰り返しでお腹が痛くなった。1階のトイレで難儀をした。これも今では忘れられない中国の思い出になっている。

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