萩にて

久しぶりの萩を「川喜田半泥子 展」のオープニングで訪問した。

その萩を訪問して最も会いたい人がいる。三輪和彦さんだ。

http://www.saitoan.com/04_artist/z_nyumon/vol_2-1/04_kaz.html

オープニングで会場にいると、ひょいと肩を叩く人がいる。振り返ると三輪和彦さんだった。

父親が人間国宝の十一代三輪休雪で現在の三輪壽雪、お兄さんの龍作さんが十二代三輪休雪さん。

旧萩藩御用窯である三輪家十一代当主休雪氏の三男である。

和彦さんとは萩の宿「常茂恵」の女将 厚東恵子さんの紹介で十数年前に知遇を得た。

初対面で、私は魚屋でと私、私は焼き物屋でと三輪さん、同じ約焼く物を取り扱っていると者同士と、ため口を叩いたのが最初に交わした言葉で大笑いしたのが最初だった。

爾来、降霜十数年。

いつ会っても新鮮に話を交わしている。

私には子供が3人いて、彼にも3人の子供がいる。

私の子供が大凡5歳くらい年上なのだが、私の子供ふたりと、三輪さんのお子さん2人は同じ大学の同じ学部と言うのも奇縁だ。

色々と話をしていると、昔に三輪家でふぐ料理で遊んだ話になった。それは思い出に残るものだった。

壽雪さんから、器に「料理を乗せると、又違った暖かみがある」と言うお言葉を頂いたのを思い出す。

その時初めて人間国宝の器に「ふぐ刺し」を盛りつけさせて頂いた。

そして話は進んで、5月に新アトリエのお披露目があると言う。

「あれ、またしたいね」と三輪さん。「あれ、良いですね」私。

以前に三輪家で、ふぐ料理で宴会をさせて頂いたその事である。

器は人間国宝の休雪の皿、酒器は唐津焼きの人間国宝、この器は織部のなんちゃら、と言う具合に使用させて頂いた。

その宴席の主人は三輪壽雪さんと三輪家の人々、正客は萩市長、芸者は常茂恵の女将、料理人は私。酒は萩の地酒「澄川」から届けて頂いて、天然とらふぐとフグの白子でもりに盛り上がった。

何年ぶりのこの宴を新アトリエのお披露目で今年の5月中旬に開催する事にした。

酒は大七酒造の「純米 生酛(きもと)」にした。冷やで飲むと普通なのだが、さっと燗をつけると抜群に美味しくなる。

http://www.daishichi.com/thougt/index.html

フグと抜群に相性の良い酒。

壽雪さんに食べて頂ける事は最高の栄誉だ。いまからとても楽しみにしている。

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