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お楽しみください、

ひれ酒のトラフグの焼きヒレ

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ここにデカデカと写されているのは、トラフフグのヒレを焼いたものです。

ひれ酒用のヒレは、原料のトラフグから鮮度の良い状態て切り取られた物を使用します。そしてヒレを丁寧に洗い滑り(ぬめり)や汚れを取り除きます。それを板の上に貼り付け、天日で一週間程度乾燥致します。

平らに乾燥していることが必要です。なぜ平らかと言うと焼き上げるときに均一に火が通り焼けるからです。

ひれ酒のヒレは「とらふぐ」しか使用できません。いろいろの魚種のヒレでひれ酒を試してみましたが、独特の旨味は「とらふぐ」のみです。

そして、よく乾燥されたヒレを丁寧に焼きます。焦がしたら炭の味しかしませんので、丁寧に丁寧に焼き上げます。

そうすると1ミリの厚さのヒレが3ミリ程度に膨らみます。写真のように膨らみます。

それを普通の日本酒を熱々燗(95度程度)にし、焼きヒレを入れます。

美味しい「ふぐひれ酒」が出来上がります。丁寧に焼かれた焼きヒレですと、ひれ酒を飲んだ後に「とらふぐヒレの治部煮」にしても良いかもしれません。

フグ毒

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11月1日の新聞にフグ毒について書かれた記事を見つけた。大分県の事例だ。このような業者がいるから迷惑する。

大分県ではフグ肝の料理が出ると言われる。他県でも同様の事を聞く。聞くたびに私は悲しくなる。

毒の部分を食べれば必ず事故が起きる。フグのどの部分に毒があり、どの部分には毒が無く安全に食べることができるのか、ふぐ免許を持っている人なら自明のことだ。

しかし、科学的根拠のない、養殖の肝は毒がないという言葉が独り歩きし、厳格な規制のあるフグ食の安全性を脅かしている。

どのトラフグの肝にどの位の毒量があるのかは、個体別に調べないと判らない。だが、調べないでも判るのはトラフグの肝、卵巣には毒が必ず有るという事ははっきりしている。

従って肝をいかなる理由で食べようとも、其処には毒があります。そして、食中毒で死に至らしめる結果が待っています。

けして、このような業者や素人の料理には近づいてはいけません。

しっかりとした知見を持つものこそ、フグ料理の調理人だと思います。

 

フグ毒
よくフグを食べて舌がピリピリする位が美味しいと言われる方がいる。
しかし、フグ毒は神経毒なので部分的に痺れるということはなく、痺れたという方はモミジ(唐辛子と大根を合わせた薬味)かポン酢の酢か唐辛子に反応して舌や口の周りが痺れているという事です。
ではフグ毒のテトロドトキシンで食中毒をするとどの様になるのか、神経の伝達チャンネルのイオンプラスとマイナスが正常に伝達しなくなり、呼吸器系が麻痺 し死に至らしめます。頭はしっかりしているのに、呼吸ができなくなり、生き地獄を味わいながら死にます。フグ毒は食べてから3時間以内に発病し、尿から排 出されない限り作用し続けます。

最初は吐瀉(としゃ)し、その後言葉がろれつが回らなくなり、酩酊、独立歩行が困難になります。フグを食べて吐き気がし て、食べ物を吐くことがあれば、迷わずに119で救急車を呼びます。ふぐ料理の食べ残しや、吐き出したものは必ず保管をし、保健所に届けましょう。

手当が 早ければ救命できます。100%生還できますので、先ず救急車です。酔っているようだからと寝ると死に至る可能性が増します。一緒に食べた人に異変があれ ば119です。私たちフグ処理師が調理したものは安全ですので、ご安心ください。けして、素人が調理しないようにしましょう。

日本の心

 

先日、東京大学のK女子さんからお土産として頂いた、Leaf Memory を山中ご夫婦と頂いた。

この矍鑠(かくしゃく)としたご老人が95歳の山中貞一さん。

写真の左にあるのは地球儀で、いつも傍に置いて世界中の訪問された国の話をしてくれます。

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この時に、朝一番で作った「手作りのザル豆腐」を私からのお土産として持参した。

今朝おはさんがザルを返しに唐戸の店舗に来てくれました。

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おばさんは、大正11年生まれの 92歳。とても元気でです。ご夫婦ともに健康でとても嬉しい。

私の父は大正4年生まれ、母は大正12年生まれで共に鬼籍に入っているので、今では大切な両親と一緒ですので大切にしています。

おばさんが帰ってから袋を開けると、柿が入っていた。

大切な心遣いを感じた。

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Leaf Memory

IMG_1155私が敬愛してやまない山中貞一さんは現在95歳です。大正12年生まれの今は亡き母の同級生のシズエおば様のご主人です。

京都大学を卒業された後に招集(太平洋戦争時に多くの民間人を戦場に送り込んだ)され、旧満州で働いたのちに1945年の終戦時に日ソ不可侵条約をソビエトが一方的に破棄をし、多くの日本人がソビエト軍の捕虜となってシベリア抑留を余儀なくされました。

山中貞一さんも捕虜となりシベリアへ送られましたが、ドイツ語が話せるという事でヨーロッパ戦線に通訳としてロシア軍から派遣された異色の経歴を体験されています。

先日、ご自宅を訪問し、ご夫妻の健康をお祝いし、私の母の思い出や、私の祖父母の話、山中家の昔の話などをして思い出に浸りました。

おじさんはモダンな方で、私にコーヒーを立ててくれ、茶菓子に この Leaf Memory をだしてくれ、お土産としてもたせてくれました。

おばさん曰く「この人はこれに目がないのよ」と言って目を細くしていました。その後買い求めようとしましたが、いつしか忘れていました。

おじさんが「としちゃん、これ持って帰りなさい」と言われた時は、亡き父の優しさに触れた気がしました。

昨日、東京大学のK女子さんからお土産として頂きました。

素敵な方で、お迎えに行った車にさりげなくLeaf Memoryを置いていて、会食後に「お土産、車に置いていたから」と言われ、やられたと大笑い。

Kさん、素敵なお土産を有難うございました。今日、久々山中家を訪問し、おじさんにコーヒーを立ててもらい、Leaf Memoryを食べながら又昔を思い出し、楽しいひと時を過ごそうと思います。

 

お知らせ ライブカメラ停止について

みなさまこんにちは。いつも弊社ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

只今、ライブカメラが一台停止しています。

今しばらくお待ちください。

復旧には若干の時間が必要でございます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

やはり本当に怖いのだ。

<食中毒>フグ肝臓食べた男性死亡 調理練習の残り持ち帰る

毎日新聞 10月9日(木)20時56分配信

 兵庫県豊岡健康福祉事務所は8日、豊岡市内の男性(59)が、フグの肝臓を食べて死亡したと発表した。自宅にあった食べ残しと思われるフグの肝臓や、男 性の胃の内容物などを調べたところ、8日にフグ毒(テトロドトキシン)が検出されたことから、県豊岡健康福祉事務所はフグによる食中毒と断定した。

県によると、男性は9月22日、豊岡市の勤務先の飲食店で、同僚がフグ調理を練習した後、フグの肝臓を持ち帰った。24日は出勤したが、25日は出勤しないため、同僚が男性の自宅を訪ね、死んでいるのを見つけ、豊岡北署に届け出た。

県によると、1980年以降、県内でのフグによる食中毒は今回で94件(133人)、うち死亡は11件(11人)という。【柴崎達矢】

森本まみ子著 ふぐ 日本と中国 ホンのつまみ食い

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森本まみ子著 ふぐ 日本と中国 ホンのつまみ食い  ISBN978-4-9905261-1-5 定価1,800円(税抜き)

知り合いの森本まみ子女史より、近著が届いた。ホンのつまみ食いの題名は「本とホン」であそんでおられる。

大凡2年の歳月をかけ、東奔西走され研究された内容をかかれた物で、貴重な資料になる事は間違いないとおもった。

森本まみ子女史は驚く程のふぐ情熱家で、その探究心の凄さは並大抵ではなく、ある時は夜討ち朝駆けの電話があると思いきや、メールでの取材が日夜を問わず有ったりもし、並大抵の日本男児では対抗出来ないと言う方です。

大和魂と大和撫子が森本まみ子女史のマグマで、まさに活火山状態です。

何はともあれ、ご興味のある方はISBNでお調べいただければ判るかと思います。

出版  佳道 東京都練馬区石神井町1-7-29-103  E-mail  jiamimon@yahoo.co.jp

著者 森本まみ子  1948年生  慶應義塾大学卒 著書「北京でご飯を文豪といかが」「北京で乾杯」

 

何卒宜しくお願い申し上げます。

9月からの新メニューです。

ふぐフライ定食 のコピー1Mg

皆様、こんにちは。朝夕すっかり秋の気配ですが、また食欲の秋突入でもありますね。

この度、「ふぐフライ定食」を480円の税込み価格で召し上がって頂く企画がスタート致しました。

弊店の 唐戸店 下関市唐戸町5-1 083-235-4129  営業時間 午前10時から午後7時までです。

駐車場は隣接のカモンワーフの駐車場をご利用下さい。

ご飯 200g 手作り豆腐、トラフグ味噌汁、シロサバフグの開きフライ3尾(骨なし)キャベツの千切り です。

9月13 日から発売開始をさせて頂きました。

何卒、末永いご愛顧をお願い申し上げます。

いよいよ9月ですね。

皆さん、こんにちは。

今年に入り、サーバーへの不正ログインが幾度と繰り返され、サーバーが自動ロックされていました。

自動ロックは手動で解除し、復旧につとめましたが、翌日には不正ログインでブロックされ、手動で復旧するの繰り返しをして参りました。

これは今後も続くと思われますが、復旧の合間をぬってブログを更新させて頂きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

現在、下関唐戸地区に設置していますライブカメラも雷の影響で停電が続き、停止していますが、今しばらくすると復旧致しますのでもう少しお待ち下さい。

9月1日は、外海トラフグ漁の解禁日です。本日から「ふぐはえ縄船」が東シナ海や黄海に向かって出航致します。

はえ縄漁とは、約10kmのロープに50cm間隔で強い釣り糸を下げ、先端はピアノ線を使用して釣り針を付けます。其の先に餌のイワシやイカを付けてから、約10kmに2000本の釣り糸を流します。ピアノ線を使用するのはフグの強靭な歯で噛み切られないように保護する為です。

2000本流しての釣果は数匹しか獲れない事が多く、全く漁獲されないこともあり、はえ縄漁は風前の灯状態です。

1990年迄は多くの船団があり、山口県では下関、松谷、萩越ケ浜と有りましたが今では数えるくらいで、数隻と言う状態です。

今年の夏は気候変動が激しく、冷夏で日照時間も短くて、漁業にどのような影響がでるか判りませんが、漁獲された魚は大切に加工して行きたいと思います。

これからも、何卒宜しくお願い申し上げます。